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定期メンテナンス

定期メンテナンスのすすめ

無線機を良好な状態に保つことは、お客様のシステムの継続的稼働維持と作業員の安全確保につながります。
スイッチ・リレー等は、稼働時間を重ねると目に見えない磨耗・疲労が進み、さらにそのまま使い続けると、能力・性能が低下し故障に至ります。
異常を早期に発見し整備することで、故障による事故や災害を未然に防ぎ、作業員の安全確保と稼働率の維持を図れます。
当社サービスマンによる定期メンテナンスは高信頼・低価格のため、安心してご利用いただけます。

定期メンテナンス有り

  • 安全運転・稼働率の維持
  • 計画的なメンテナンスによる修理費の軽減
無線機定期メンテナンスのご案内

定期メンテナンス無し

  • 突発的なトラブルによるライン停止
  • 故障時の多額な修理費

定期メンテナンス

送信機点検

  • 外観検査
  • 内部機構検査
  • 電気的性能検査
  • 消耗保守品の検査(操作スイッチ、ビニールカバー、ストラップ、電池等)

受信機点検

  • 内部機構検査
  • 電気的性能検査
  • アンテナ検査
  • 消耗保守品の検査(リレー)

電波調査(使用電波環境調査)

 無線機をご使用いただく環境エリア(工場・建設現場等)では、さまざまな電波が飛んでいます。
送信機から発する電波と他機器から発する同一電波(外来電波)が重なり合うと電波障害が発生し、送信機からの電波を正常に受信できなくなり、
通信状態が不安定になることがあります。無線機を安定した状態でご使用いただくには、電波(周波数)の種類を把握し管理する必要があります。
 当社では、最適な電波環境をご提案できるように電波調査のサポートを行っております。
これから新たに無線機を導入される場合や、すでに複数台の無線機を使用しているが周波数を管理されていない場合、また通信が不安定で業務に
支障が出ている場合など、電波に関してお困りの際はぜひ一度、当社サービス課までご相談ください。

無線機定期メンテナンスのご案内

日常点検

1.始業前点検

始業点検を必ず以下の手順で実施します。
送信機のケースが破損していると故障の原因になるだけでなく異物混入の可能性があり危険です。

  • 送信機を充電したのはいつですか?
  • 最近の動作で、異常を感じたことがありますか?
  • クレーン本体の点検や保守は万全ですか?
  • 送信機のケースが破損していないか、操作部に異常がないか確認してください。
  • 破損している場合、直ちに修理してください。
  • クレーンの周囲の安全を確認してください。
  • 負荷の無い状態(空荷)を確認してください。
  • 受信機とクレーンの電源を入れて、異常が無ければ送信機の電源を入れます。
  • 空荷状態で「上」のスイッチを押してください。クレーンが上方向に動作することを確認してください。
  • その他のスイッチについても同様に確認してください。
  • 異常がある場合は、 直ちに使用を中止してください。
  • すべての操作を確認できたら、点検完了です。作業を開始してください。

2.送信機の点検

危険

送信機の点検を行うときは、クレーン及び受信機の電源を切ってください。クレーンが突然動作し危険です。
通常の動作以外に、送信機が正常に動作しているか以下の方法で確認できます。手順に従い点検を実施してください。

  • 受信機とクレーンの電源を切ってください。
  • 電入/警報スイッチを押し、POWランプの点滅を確認します。
  • 電切スイッチを押し、POWランプが2秒程点灯して消灯する事を確認します。
  • 操作スイッチを押しながら、電入/警報スイッチを押してください。
  • 異常検出機能が働き、TRBランプが点灯して電源が入りません。
  • 再び電源を入れ無操作のままにしておきます。タイムアップ機能により約10分で電源が切れます。

また、送信機の保守にはいくつかの注意点があります。

  • 送信機の清掃は、柔らかい布やブラシで行なってください。
  • 清掃にはシンナーなどの使用は避けてください。中性洗剤を薄めたものを布に染み込ませ固く絞り、汚れを軽くふき取るようにしてください。
  • スイッチの溝のごみを取るのに、鋭利なピンなどを使わないでください。
  • 充電端子に油や絶縁物の付着がないように、きれいにしてください。
  • 送信機ケースに破損、ひび割れ等が無いか確認してください。
警告

送信機の破損、亀裂等がある場合は使用しないでください。
応急処置としてテープなどで補強して、使用しないでください。内部に水や異物が浸入して異常動作や故障の原因になり危険です。

注意

ケース裏側上部にある小さな穴は、機器内部の気圧調整用の穴ですので、テープなどで塞がないでください。機器内部が結露し故障する恐れがあります。

  • 長期間送信機を使用しない場合、本体から電池を外して保存してください。
  • 電池は-20~35℃の範囲でショートしないよう保存してください。
  • 電池は半年以上の長期間保存した場合、自己放電により容量が低下しますので、最低半年に1回充電を行ってください。

ビニールカバー

ビニールカバーをつけ丁寧に扱うと、送信機の故障率が減少する傾向にあります。ビニールカバーは、送信機を保護する消耗部品です。ビニールカバーをつけてご使用ください。

プロテクタ

送信機の故障は大半が落下によるケース破損が原因です。Fシリーズの送信機はプロテクタが標準装備されています。プロテクタを装着する事により衝撃を軽減する役割があります。プロテクタは外さないでください。

3.受信機の点検

危険

受信機の点検を行なうときは、クレーン及び送信機の電源を切ってください。クレーンが突然動作し危険です。
高所作業の場合、墜落の危険があります。安全を確保してください。

受信機は定期的に点検してください。クレーンの点検と合わせて実施することをおすすめします。
また、使用頻度や負荷によりリレーの交換時期を決めて、定期的にリレーの交換(保守)を実施してください。設置状態と動作状況を熟知した2名以上で、以下の手順で点検してください。

  • クレーンの主電源を切り、受信機の電源も切れている事を確認し、クレーン及び周囲の安全を確保します。
  • 受信機の設置状態を確認します。(ボルトの緩み等)
  • 受信機の蓋を落下しないように注意して開けます。
  • 配線のネジの緩みや配線部分の短絡、水や異物の浸入がないか確認します。
  • 受信機の点検スイッチを「点検」側にしてください。リレーの交換が必要な場合は交換してください。
  • クレーンの主電源をONにし、受信機の電源表示ランプの点灯を確認します。
  • 受信機から 1m 以上離れて、送信機の電源を入れます。受信機はRSSI ランプが点灯し、CHK 及び ADDランプが消灯します。
  • 送信機の操作スイッチを押します。操作に対応した動作ランプが点灯します。
  • 送信機を作業範囲内で移動させ、安定して操作可能か確認します。
  • 送信機の電源を切ります。
  • 受信機の動作ランプがすべて消灯していることを確認してください。
  • 受信機の点検スイッチを「動作」側にしてください。
  • 受信機の電源スイッチがONであることを確認後、受信機の蓋をし確実に閉めてください。

SUPPORT

サポート情報

エニーでは製品に不具合が生じた場合、すぐに現場にうかがい、トラブルに対応するフットワークの良さを大切にしています。

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